【理論】目指す組織像と4つの課題

経営的視点での目指す組織像

目指す組織像1

インターネットの普及によって経営環境は大きく変化しました。具体的には次の通りです。

  • グローバルレベルの激しい競争となっている
  • 人件費のやすい新興国企業が価格面で有利である
  • 消費者は世界で最も安く自分の好みに合った商品をすぐに検索できる

このような経営環境では、新興国企業との価格競争では勝てないという認識が必要であるため、

当社でしかない商品・サービスを顧客に提供しつづける

といった経営が求められます。
このためにこれまでの縦割りの組織ではなく、全員が一丸となって知恵を出し、活かせる知恵をどの部署でも活かす組織でなければなりません。


働き方視点での目指す組織像

昨今は働き方改革によって「長時間労働は良くないこと」という認識になりました。
短時間の労働で厳しいグローバル競争に勝つために重要なことは、

一生懸命「働く」のではなく、一生懸命「知恵を出す」

という働き方です。

目指す組織像2

その知恵出しは、「より良い商品・サービスの実現」の先に

みんなが早く帰れるような高い生産性の職場

を実現するため知恵出しが必要です。

より具体的には

  • より生産性の高い職場を実現するために
  • みんなで知恵を出し
  • 助け合い・教え合いを積極的に行う
というのが目指す組織像です。


目指す組織像のポイント

経営的視点での目指す組織像は、経営者、管理者にとっての組織風土改革のメリットから考えた目指す状態です。
働き方の視点での目指す組織像は、働く社員にとっての組織風土改革のメリットから考えた目指す状態です。

そして大切なことは、上記の2つの図のように目指す組織像が同じ状態であることです。
組織風土改革は、経営者、管理者、実務者の全員の価値観や信念を変えなければならない活動です。
誰にとってもメリットがあるということが、「全員を巻き込む」ための条件です。



目指す組織像実現のための4つの課題

目指す組織像が明確になれば、組織風土改革としての課題は下図のように明確になります。

目指す組織像2

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